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支援先の決算書:2009年3月11日

 支援先の一つの決算書が税理士から示されました。自経化して月次ベースで決算数値は追えていますので、それほど驚きはありませんでしたが、通年の確定数値が前期比で示されると、やはり一息つきたくなるものがあります。結果は、売上高は前期比で1,100万円下がりましたが、粗利は1,000万円増えました。狙い通りの結果です。

 売上高の増加は、より多くの運転資金を必要とします。PBMキャッシュフロー分析表では、利益が1,000万円創出しても、「売掛金+在庫-買掛金」によって計算される運転資金が2,000万円なら、その期の資金創出量は-1,000万円として認識します。このことを理解していると、資金繰りが苦しい会社が売上高志向から抜けきれず、安売りすることで売上高を確保しようとすることが、自らの首を絞める愚かな行為であることことが、容易に理解できるようになります。

 PBM理論に基づく事業再生では、運転資金の削減と利益創出力の増大を同時に追求します。その結果として、今回の支援先の決算のように、売上高は下がるものの粗利額は増加するという形が、理想的なのです。

 目指すべき姿が見えているから、その姿を追い求めることが出来る。PBM理論を学んだことが、自分のコンサルティングの基幹となっているのことは間違いありません。

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