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支援先の中に入ってもらう:2008年2月27日

中小企業のコンサルをしていると、改善に向けての絵は描けたのだが、ではそれを誰が実行するのか、という壁にぶち当たる事があります。たとえば、パソコンを入れれば業務改善が進むことは誰にも判る。診断報告書で「パソコン導入によって販売管理業務の効率化を図るべきである。」なんて書くことになります。

 でも、その会社にはパソコンを操作するスキルを持っている人はいません。その場合、報告書を読んだ社長は「出来ることならとっくにやってるよ」ということになります。提案しっぱなしにするのではなく、従業員を教育しパソコンを使えるようにする必要があります。しかし、従業員を教育してPCが使えるようにして、それから業務改善のシステムを構築する、ということでは時間ばかりが経過してしまいます。

 今回、ある卸売業の業務効率化と顧客満足向上の両側面を同時に解決する案を構築したのですが、やはりではそれを誰がやるのかという問題にぶち当たり、改善がしばらく停滞していました。そこで私が考えたのは、「パソコンが扱えて、さらに自ら改善を行える能力がある人間を捜して、この企業に送り込むことはできないのだろうか、できれば財務知識もあり社長の右腕になるような人物が理想だ」という、誠に都合の良い話を思い描いていました。

 だめもとでも当たってみるものです。一人思いあたる人間に打診してみました。その方は、元大企業の経理担当者で、以前は社員で行っていた業務を徹底した作業分析とマニュアル化によって派遣社員へ業務移管を成功させ、かつ転職後のベンチャー企業の立ち上げに際しては、システム構築をベンダーと共に成功させた経験をもつ人間です。大企業をスピンアウトして、中小企業に入り込んで中小企業診を支援することに使命感を感じている支援家です。その彼にお願いしました。私の支援先に社員として入り込んで1年で、この企業の経営革新を一気に私と推進してくれないか。

 ちょうど、その支援家は以前の企業の支援が一段落ついたところで3月からの支援が可能とのことでした。打診した1人目からOKがでるのですから、支援先の企業も私も運が良い。

 さっそく昨日、その支援家と社長を引き合わせ、私も立ち会いの下労働条件について確認し、合意に至りました。この会社にとっても、彼にとってもWINーWINの内容に合意できたように思います。この支援先も改革が加速することでしょう。私は本当に運が良い。

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