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机上の空論:2008年2月19日

 今日は、先日ここで紹介したあるニッチ市場NO.1の会社への2回目の訪問でした。前回の訪問の際に、現場の視察と社長や担当者へのヒアリングはしていましたので、2回目の訪問にあたり手ぶらで行くわけにも行きません。ですので、他業種から学んだことから改善提案を10ページほどの簡易報告書にまとめて訪問しました。

 訪問後、まずはその報告書の説明から入ります。社長も関心を示していただいたようで、一つ一つ説明を求めます。その後は実現可能性の検証です。事務所のスペース、什器の数等と大きさを実測したり、作業時間の測定をすることで、改善案導入の可否を検証していきます。

 6点ほど提案したのですが検証の結果、理論的には可能であるが、今の事務所では物理的に不可能なものがいくつかありました。ただ、残ったものについては即導入することに社長が決断されました。

 診断事業は、現場の視察とヒアリング、財務諸表の分析から「○○すべきである」といった報告書を書いて、報告会をして終わり、という流れが多いのですが、本当は提案した内容が実際に、当社で実現可能かどうかを、会社側と検証するステップまで行えることがよりベターであると思っています。

 実現可能性の検証が無い報告書を、今まで私も書いたことが何度かありますが、今思えば机上の空論にすぎなかったり、報告書を完成することが目的になっていたことがあったように思います。何をすべきか、という提案は書いてあっても、ではどうやってするのか、そして当社ではそれが可能か、具体的に誰がやるのか、というところまでつっこんで会社側と議論することは、コンサルティングにおいて本当は一番大切ななことではないのかと最近では考えています。

 今回の依頼は、まずはお試し期間ということで3回の訪問で終了の予定でした。最初は3回目に改善提案書を出せばいいのかと思っていましたが、2回目の今日で第一次改善提案書を提出できたことで社長及び社員との議論を、2回目から行うことができました。その議論の過程で、私というコンサルタントがどのような人間なのかを社長、社員に多少は理解していただいたように思います。また次回3回目に何をするべきかが、より明確になりました。

 終了間際に、社長から3回で終わりということではなく、半年間の契約は結べないか、という話を頂きました。これは2回目の訪問で、簡易であってもこちらの取り組み姿勢を示す成果物を持参したことが大きいと思います。簡易提案書をきっかけに、社長及び社員との距離が一気に縮まったことは、大きな成果です。

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