このブログを読んでいただいている皆さんがお勤めの職場の壁には、いろいろな掲示物があると思います。それは経営理念であったり、今月の目標であったり、連絡文章であったりするでしょう。中には紙の文章は削減するために電子化しているので、壁には何も貼っていないという職場もあるかもしれません。
中小企業の壁を見ると、連絡文章や、どこからか張ってくれと頼まれた献血のポスターなんかは貼ってありますが、その職場の経営者や社員の方の「意思」や「思い」が込められた掲示物は少ないように思います。
「意思」や「思い」の込められた文章とは、経営理念であったり、皆で決めた職場の改善ルールであったり、今月の目標などが上げられると思います。このような企業の「人」の意思を表現する文章が掲示してあって、さらにそれが長くとも半年単位で張り替えられている、つまり更新されている会社というのは私の関与先ではそれほど多くありません。
先日、松下歴史館に行ったことをここで書きましたが、その際に驚いたことは、松下幸之助さんは、様々な社内報などのツールで、ご自分の思いを従業員の方に伝えているのです。掲示物には、冊子になっているものが中心でしたが、恐らく当時から工場の壁には、幸之助さんの思いを実践するための、様々なスローガンなどが張られていたのではないかと想像します。
職場で経営者の思いや、皆で決めたルールを浸透させるためには、常に意識しすることができる仕組み、つまり社員が常に目にして思い出すような仕組みが必要なのだと思います。自分自身も、新しい習慣を身につけようと思ったら、それを思い出すようにパソコンのデスクトップにその文章を張るようにしています。また、事務所には、我が社の経営理念が掲げてあります。
人間、多くの方が、自分の考えを文章化するということを苦手とします。特に経営者は自分の考えを掲示することに躊躇します。自分は文章が下手と思われるのではないか、書いたことが実行できないと信用がなくなるのではないか、そんな理由からでしょう。
コンサルタントができる支援の一つに、「意思」や「思い」の文章化を支援することがあると思います。経営者が書いた文章に意見を述べる、他社事例や見本、テンプレート、フォーマットを提供することです。もちろん、これらの支援よりももっと大切なことは、なぜ経営者は従業員に対して意思を発しなくてはならないのか、その必要性を理解いただくことです。
職場で決まったルールや経営者の思いを、従業員が常に意識できるようにする、そうすることで、職場の中に一つの旗を立て、従業員が進むべき方向を明らかにすることは、企業の変革に大きく貢献できると確信しています。
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文章化すると、自分の中でも整理が出来るのでいいですね。
なかなか、まとめるのは、難しいですが・・。
投稿者 shitateya : 2007年05月16日 23:38