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経営理念とは

 先日も書きましたとおり、PBM理論では

 経営とは、「経営理念」を追求し続け、経営資源を活かしながら、「(適正な)利益と資金を創出」する組織力と「企業価値」を高めていくことである。

と定義していますので、私の支援先にも必ず経営理念を作成していただきます。ただし、私が提示するようなことは絶対にしません。あくまで経営者に考えていただきます。

漠然と考えてください、ではいつまでたっても出てきませんので、一冊の本を経営者に差し上げます。

 この本には約1000社の経営理念、ミッション、社是が載っています。ただし、これを見ると逆に経営理念とは何かがわからなくなってしまいます。どの会社も思い思いに書いているからです。中には、これで本当に経営理念として機能しているのか?と疑問に思うものもあります。

 そこで、この本を渡すと同時に、必ず経営者には経営理念に関する3つの「明確」についてお話をします。もちろん、これはPBM理論で謳っていることです。

 経営理念とは、「経営者の基本方針を表明したものであり、次の3つについて明確にするものである。」

1)企業が競争していく事業領域(ドメイン)を明確にする。
2)企業がこの世に存在することを社会から認められるための使命を明確にする。
3)企業成果を出すための行動や判断する際の、根本的な評価基準を明確にする。

 3)について補足します。経営者は日々発生する問題について、意思決定をすることが求められます。経営とは、意思決定の連続であるといっても過言ではありません。先送りにしていたら、誰かが代わりに解決してくれていた、というものではありません。しかし、その意思決定が正しいのか、正しくないのか意思決定をする時点では、誰も判断できないことが多々あります。教えてくれる人もいません。

 そのような状況で、真の経営理念は、その意思決定の拠り所になってくれるものです。経営理念で「お客様第一主義」を謳ったのなら、いくらの費用がかかるかを検討した上で最終的にはお客様を優先する意思決定をすれば良いのです。また、部下が経営理念に基づいて行動した場合は、それを評価してやらなくてはなりません。経営理念に基づくのなら、A君の行動に対して、B部長も、C課長も同じ評価を下すことができます。経営理念とはそういうものです。

 経営理念について重要なことは、組織体の中で、いかに深く信じられ、行動に表れているか、です。社員からの信頼を得られるものでなくてはなりません。そのためには、どこから借りてきた言葉で表現するのではなく、経営者自身の言葉で表すことが必要なのです。

PBM理論の基本理念は
「儲けるのは欲であり、儲かるのは信である」
です。

 経営理念によって明確にした使命を追求した結果として、後から適正な利益と資金が創出されるというのがPBM理論の根底にある考え方です。そして、この考え方は私のビジネスマンとして根底に流れている松下電工の考え方、つまり幸之助さんの考え方
「企業は、物質を通じて貧困をなくす使命を果たすが故に利益を得ることを社会から認められる」

と一致するのです。

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コメント

職員があいさつしたのに、あいさつを返さない院長がいたとする。
 その病院がりっぱな「理念」を掲げていたとして、それがその院長と重なるだろうか。
 
院長が「理念の体現者」と職員に映ってこそ生きた理念となる。
(蛇足)それが、職員のモチベーションを引き出し、業務改善につながる。

投稿者 ともちゃん : 2007年04月23日 15:56

ともさん

>院長が「理念の体現者」と職員に映ってこそ生きた理念となる。
>(蛇足)それが、職員のモチベーションを引き出し、業務改善につながる。

おっしゃる通りだと思います。経営者は人格者であってこそだと思います。

投稿者 だいこう : 2007年04月24日 00:53

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