経営とは、「経営理念」を追求し続け、経営資源を活かしながら、「(適正な)利益と資金を創出」する組織力と「企業価値」を高めていくことである。
森井義之先生 PBM理論より
今日は、経営資源について書きます。PBM理論では、経営資源のうち、次の6つを六大要素としてとらえ、定義しています。
1)人
2)物
3)金
4)情報
5)顧客(の潜在)ニーズ
6)技術開発
1)人
・教育と育成(OJT、OFFJT、自己啓発)を受けた「知」人であること。
・「知」とは「専門知識」と「社会基礎知識」「情報力」「創造力」「管理力」である。
2)金
・「金」は企業体の「血液」。「血液」は効率よく常に動いていなければならない。固定化していない。
3)物
・働きやすい社内設備
・現有設備能力+αの生産設備(過大であってはならない)
4)情報
・内外の情報収集と選択能力を高める
・「報・連・相」の三原則。
・「情報」とは目標を達成するための知識である。
5)顧客ニーズ
・顧客の潜在ニーズを把握。顧客の潜在ニーズの掘り起こしが新商品を生む。顧客ニーズの把握と対応力が勝負を決める。
・顧客開拓能力の向上
・顧客との密着度を高める施策。
・マーケティング(市場開発)が最優先。
6)技術開発
・時代を先見し、他社との差別化商品・新しいノウハウの開発
・顧客の潜在ニーズを測り、ニーズに合った新商品(新技術)を提供していく企業のみが顧客から支持される。
いずれ、それぞれ詳しくまとめていきたいと思いますが、PBM理論の特徴としては、顧客ニーズと技術開発を経営資源に入れているところでしょうか。
PBM理論は企業の再生を進める上で、小売業であっても卸売業であってもオリジナル商品を持つことを目指します。なぜなら、他社と同じ物を売っていては、同じ売り方をしていては、いつまでたっても価格競争から脱却できないからです。高粗利=高付加価値な訳ですから、付加価値を提供するために他と差別化された商品・サービスが必要となります。
この差別化した商品・サービスは、単に思いつきや、技術志向で生まれた物ではなく、顧客のニーズから生まれたものでなくてはなりません。そのために、企業再生の過程で、営業マンがどうしたら顧客との会話から顧客ニーズを引き出せるか、引き出したニーズをどのような仕組みで会社に報告させるか、報告を受けたニーズをどのように会社で蓄積するか、そして蓄積されたニーズから、顧客の「潜在的」なニーズをとらえ、その潜在的ニーズに応える新商品開発に結びつけるか、という仕組みを構築していきます。
経営資源の六大要素の5)顧客ニーズと6)技術開発は、この一連の仕組みを指しているのだと自分は理解しています。
ここからが重要なのですが、PBM理論では「六大要素を常に平均的に導入するのではなく、長期的視点に立って状況判断からポイント(優先順位)をつけて計画に組み込み、全体としてバランスのとれるものであること」が中小企業の経営においては重要であるとしています。これが、P(ポイント)B(バランス)M(マネジメント)と命名された所以です。
また、六大要素の中でも「人」が主体であり、金・物を効果的に生み出し、常に新商品・新技術を顧客ニーズから生み出していくことが企業存続のための必要な条件としています。良い経営資源を集めるためには、その会社に良い社風が存在することが必要です。そのため、経営者は良い社風を作り出すことが一つの使命となります。
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初めての書き込みです。
中小企業診断士の資格勉強のため、モチベーションを下げないように読ませてもらっています。
PBM理論とは初めて聞きましたが、
「物」は商品とかサービスの意味ではないんですね~。
ややこしい。。。
今後も本ブログ、参考にさせて頂きます!
投稿者 シン : 2007年04月08日 22:21
シンさん、書き込みありがとうございます。
PBM理論の経営資源と、診断士の勉強で良くて出てくる経営資源とは必ずしも一致しませんので、ご注意ください。
勉強がんばってください。診断士はがんばった以上の何かをもたらしてくれる資格ですよ。
また、コメントいただければ幸いです。
投稿者 だいこう : 2007年04月11日 00:31