私の周りには、様々な専務がいます。
中小企業のコンサルは、たいてい社長から依頼が来ますので、トップとの人間関係はスムーズです。ただ、ナンバーツーの専務となるとそうとは限りません。
まず、専務に就く人には色々なケースがあります。社長の奥さんであったり、実弟であったり、義理の弟であったり、元親友であったり。もちろん、社員からの生え抜きの人もいます。様々です。
中小企業が伸びるかどうか、この専務というポジションが非常に鍵を握っているように最近思えてきました。
では、どのような専務が理想なのか。当たり前ですが、社長が持っていない機能を補完できる人です。
奥さんが専務をやっている会社でのこと。社長と専務に対してコンサルティングを行いました。前にも書きましたが私のコンサルの定番は、プロジェクターでパソコンの画面を投影して、事前に用意したフォーマットに参加者と一緒になって、数値や言葉を埋め込んでいき、その場でシステムを完成させていくスタイルです。
いつものように、二人の前で次々にシステムを作っていきます。二人とも「エクセルってこう使うんですね」と感心(自惚れかな)していただようでした。
驚いたのはその後です。私は、コンサル終了時に、次回までにこういうことをまとめてください。こういう資料を作ってくださいとお願いするのですが、その会社から出てくる資料は、自分の資料以上に美しい色遣いでまとめてくるのです。聞くところによると、社長と専務が話し合った内容を、専務がまとめ上げて、これらの資料を作成しているとのことでした。
専務は私のエクセルの操作を見て、OL時代の記憶がよみがえったようで、昔のエクセル技術を駆使して、私が要求した以上の資料を作ってくるのです。
今回、この会社は突発案件の依頼で、契約も短期間です。当初、「この短期間で何処までできるだろうか」と思っていましたが、現在のところ非常に良い進捗状況です。社長はエクセルはあまり得意ではないようです。それでもこれだけのペースで進めるのは社長の思いをすぐに形にできる専務が側にいるからです。恐らく専務がいなければ、今の2/3位しか進めていなかったのではないでしょうか。
この会社は私は非常に楽しみにしています。今回、様々な改革を実施しますが、成果が出ることは間違いないからです。こういう会社も珍しい。
もう一つ。今日専務を取り上げたのは、支援先の中で唯一専務から依頼を受けて支援している方が(つまり専務)、明日重大な場面を迎えるからです。明日のためにこの4ヶ月準備してきました。今日も先ほどまで最終打合せをしてきました。明日、この専務が自分の思いを遂げられるよう願わずにはいられません。心から祈っています。頑張れ専務!
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